あなたは大丈夫ですか?小学生のママ、パパが怒らなくなるための4ステップ

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子育ては、貴重な体験ですよね。

未来を作るこどもを育てるというのは大きな意味がありますし、個人的な経験としてかけがえのないものです。

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でも、正直いってしまうと、必ずしも楽しいことばかりではないですよね?(笑)

あなたが思っている通りにこどもが動いてくれなくてイライラすることがあるでしょう。

 

ついつい怒ってしまったり、毎回同じことをいっている自分に悩むことが、どんなママ、パパにもあるものです。

 

そんなママ、パパのために、子育てでイライラしないための心構えをまとめてみました。

 

「やったら3分後にすぐに効果があった」というような即効性のあるものではないですが、あなたのこどもが将来、自信をもってグングン伸びていくためには、必要なことですので、チェックしてみて、これからの子育てに役立ててみてはいかがでしょうか。

 

 

このページの内容

こどもをコントロールすることはできない

まずママ、パパが最初に認識したほうがいいこと

 

よく私たちママ、パパは「こどもは何で言うことを聞かないんだろう…」と口にしてしまいます。

 

でも考えてみてください。こどもに「言うことをきかせたい」というのは無理な話なのです。

こどもにもこどもの気持ちがあって、やりたいことがあって行動しているわけです。こどもも1人の人間で、人格があるのですから、完全にコントロールすることはできない、と考えたほうがいいでしょう。

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朝は早く起きてほしい、ご飯はちゃんと食べてほしい、勉強は毎日してほしい・・・、ママ、パパは全部こともに言うことを聞いてほしいと願ってしまうものですよね。

そこでまず、あなたが1日にこどもにうるさく言っていることを一度、全部書き出してみてはどうでしょうか?

もし、手間がかかって面倒なら頭に思いつくだけ思い浮かべてください。

そして注意リストから、あなたが言っていることが、本当にすべて必要なことか?を確認してみてください。

 

たとえば「宿題をしなさい」という指示が重要なのであれば「くつをぬいだら、そろえなさい」というのは”しなくてもいい”指示とも云えるでしょう。

 

より重要なことを認識してもらうために”もうしなくても指示”を思い切って、指示しないように捨ててしまいましょう!

 

普段の生活の中で「これは今、やってほしい重要なことだけど、こっちはそれほど重要じゃないから言うのをやめよう」というように言うこと、言わないことを仕分けてみてください。

 

 

 

「ヘルプ」から「サポート」へ少しずつ切り替えを

こどもの成長に合わせて親も対応を変える必要があります

 

こどもが生まれたばかりで何もできない時は、ママ、パパがミルクをあげ、おむつを替え、お風呂に入れて、と100%すべてやってあげないと赤ちゃんは生きていけませんでした。

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でも、成長するにつれて、こどもは自分でご飯を食べ、トイレにいき、学校に行くようになります。

 

最初は100%やっていた「ヘルプ」を、成長するにつれ少しずつ「サポート」に切り替えていく必要があるのです。

 

こどもが10歳くらいになるまでには、保護者のやることはどんどん減っていき、子育てはこどもの代わりにやってあげる「ヘルプ」から、手助けをする「サポート」にほとんど替えていく必要があります。

この切り替えをするためにも、重要度の低い指示は「今は余計な指示」として、少しずつ捨てていくようにしてみてください。

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そうするとこどもも指示を出されたものを”重要なこと”として認識できるので、あれも、これもと、何でもかんでも言われるときより、スムーズに耳に入り、実行できるようになりますよ。

 

 

感情へのダメ出しは、禁止です!

こどもの存在そのものは一番大切にしましょう

 

まじめに子育てに取り組もうとするママ、パパほどこどもに対するダメ出しが多くなりがちです。

その中でもこどもの「感情に対するダメ出し」には特に気をつけてください。

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感情に良い、悪いはないので、どんな感情も丁寧に受け取るようにしてください。

 

たとえば「クラスの友達の◯◯ちゃんが苦手なんだ」とこどもが話してきたときに「そんなふうに思っちゃダメ!」といった「感情に対するダメ出し」は絶対しないようにしましょう。

 

そういうときは、まず「そうだね。ママにも実は苦手な人がいるんだ。そういうときは普段無理に仲良くしなくてもいいかもしれないね」というように感情を受け止めてあげ、「感情へのダメ出し」をしないようにするといいでしょう。

 

大切なのは、こどもがネガティブな気持ちをどれだけママやパパに打ち明けられるか、だと思います。

 

普段から、ママ、パパがこどもの気持ちを丁寧に受け止めてあげるように配慮していれば、こどもはどんな感情を打ち明けても、ママ、パパから否定されることがないという安心感を持ちます。

その安心感が「自分は愛されている」という自己肯定感にもつながります。

 

 

大切なのは”心の土台”を育てること

才能や行動などの結果よりも、存在自体を認めてあげましょう。

 

心が満たされて安心しているこどもは、大人になってもたくましく生きていけます。

ママ、パパは、どうしても成績や勉強のことが気になるとは思いますが、それよりもこどものうちに”心の土台”を育てることを心がけましょう。

心の土台がしっかりしているこどもは、将来しっかり自分の力で生きていけます。そのためにも、こどもの気持ちにダメ出しばかりしないで、小さな丸をいっぱいつけてあげましょう!

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「才能」(勉強や運動ができるなど)や「行動」(朝早く起きるなど)は、目に見えるので、人と比較したり、評価の対象にしやすいので、ママやパパはここをほめたり、怒ったりしがちになります。
でも本当に気にするべきなのは「存在」です。

 

注意するときでも「今日はママに言われるまで宿題をしなかったね」という行動にバツをつけても「あなたを愛しているよ」と「存在」は認めるようにしましょう。

 

「存在」にたくさんの丸をつけて育ったこどもは「自己肯定感」を持てるので、将来ぐんぐん伸びます。

 

 

さいごに

 

すぐにこのように気持ちを切り替えるのは、難しいことかもしれません。

 

そんなときは、あなたがこどもと同い年くらいのときまで時間をもどして思い出してみてください。

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あなたがお母さんやお父さんにいろいろ言われて、困ったり、文句を言っていたときのことを(笑)

そうです。時には、こどもの立場になって考えることも大切です。

 

そうして冷静になるとともに、結果を急がずに、こどもを信じて待ってあげましょう。

そうしたら、きっと自信にあふれた大人に育ってくれることでしょう!

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そうすれば、いつかこども達が親になったときに、同じように、こども達に自信をつけるような育て方をしてくれることでしょう!