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赤ちゃんと出かけるときに使うベビーカー。何を基準に選ぶかを知りたいママへ
赤ちゃんが生まれて少し経つと、ママは買物やお出かけで赤ちゃんを連れて行くときがありますよね。
そういうときにあると便利なのがベビーカー。
ベビーカーは、いろいろな種類があるので、何を基準に選べばいいのかわからない?なんて思ったことありませんか。
そんな方のためにベビーカーの種類とベビーカー選びのポイントをまとめてみました。
このページを読むと、ベビーカーの種類と選ぶために気にするべきポイントが理解できるようになります。
赤ちゃんに合うベビーカーを選んで、快適なお出かけを楽しんでください。
ベビーカーの種類
ベビーカーには、A型、B型、新基準A型があります
ベビーカーは、安全基準によってA型、B型の2種類に分けられています。
A型ベビーカーは新生児期(生後28日、4週間までの乳児)を過ぎた、まだ首がすわっていない乳児から使えるタイプで、生後1〜24ヶ月まで使えます。
B型ベビーカーは、支えなしにひとり座りできる乳幼児(標準として生後7ヶ月以降)を対象としたもので、7〜24ヶ月まで使えます。
以前は、A型、B型どちらにも属さないAB型(AB兼用)というタイプもありました。AB型とは、早い時期から使えるというA型のメリット、軽くて持ち運びがラクというB型のメリットを取り入れてつくられたものです。現在、このAB型は2004年9月の安全基準の改定により「新基準A型」として統一されています。
A型の主な特徴
赤ちゃんが寝た姿勢のまま使えるのがA型ベビーカーの最大の特徴です。
赤ちゃんがすわる(寝る)シートはボックス形状のものと背もたれにリクライニング機能がついたものがあります。
また、大人がベビーカーを押すときに握るハンドル位置によって、赤ちゃんと向かい合わせになる対面式と背後から押す背面式とがあります。最近では、ハンドルの切り替えで対面にも背面にもなるモデルが増えてきています。
安全基準の改定前は、B型よりも車輪が大きいものを採用するよう定められていましたが、基準の改定によってB型と同サイズが認められ、重量の軽いものが多くなっています。
リクライニング式の場合は、最大150度以上寝かせられることが安全基準によって定められています。
B型の主な特徴
A型よりも軽量なうえ、コンパクトに折りたためるので、収納場所をとらないのがB型ベビーカーの特徴です。
電車や車をよく利用する、エレベーターのない集合住宅に住んでいるといった場合は、A型よりもB型のほうが使い勝手がいいでしょう。
軽量、コンパクトを重視してつくられていることから、A型の多くのモデルで採用している装備が、省かれていることが多いようです。A型ベビーカーで採用していることが多い、対面、背面切り替えハンドルも、B型ベビーカーにはありません。路面からの衝撃吸収性も、一般的にA型より低くなりますが、体がしっかりしてきた7ヶ月以降の赤ちゃんならあまり気にしすぎなくてもいいでしょう。
なお、背もたれにリクライニング機能がついているモデルもありますが、寝かせられるほどの角度にはなりません。
片手、ワンタッチで折りたためるモデルも増えています。
多機能タイプ
A型ベビーカーの中には、さまざまな使い分けができるマルチタイプもあります。背もたれをリクライニングさせたり、付属のシェルをつければファーストベビーカーになるものもあります。シートを交換してセカンドベビーカーとしても使うことができます。
その他の機能
ベビーカー以外の機能を兼ね備えているモデルでは、着脱式のシートがチャイルドシートやベビーキャリーとして使える場合があります。重量が重くなる、小回りが利きにくいなどのデメリットはありますが、チャイルドシートやベビーキャリーを個別に買うことを考えたら、断然リーズナブルになります。
ベビーカーの種類
それぞれの種類について、まとめてみました。
種類 | 使用月齢 | リクライニング | 赤ちゃんの向き | 望ましい連続使用時間 |
A型ベビーカー | 生後1〜24ヶ月 | リクライニング機能がついているモデルの場合、安全基準の定めによって、最低でも150度まで背もたれを倒せるようになっている | 赤ちゃんと向き合う対面式と、背中方向からハンドルを押す背面式、対面と背面をハンドルの切り替えでワンタッチでできるものがある | 2時間以内(多機能モデルでは、1時間以内になっている場合もあります) |
B型ベビーカー | 生後7〜24ヶ月 | リクライニング機能がついているモデルもありますが、赤ちゃんが寝かせられる角度までにはならない | 背中方向からハンドルを押す背面式 | 1時間以内 |
ベビーカー選びの2つのポイント
何に重点を置くかを決めて選びましょう
現在のベビーカーは、ママたちのニーズに合わせて改良を重ねてきた結果、以前よりも性能が格段に上がってきています。
とはいっても、すべてのモデルがどんな使用状況でも使いやすいというわけではなく、あるポイントに特化したそれぞれの個性があると考えたほうがよいでしょう。
つぎの2つの点について、ベビーカーがそれぞれに持つ個性と、自分が何を優先して選ぶかをあらかじめ決めておくとスムーズに選べるでしょう。
携帯性と安定性
大まかにいうと、携帯性に優れたモデルと重量のある安定感に優れたモデルとに分けられます。
携帯性に優れたモデルは、軽くてコンパクトなため、たたんで運ぶときに楽で収納スペースもとりません。そのかわり、安定性や振動の吸収性、快適性が、重くしっかりした作りのモデルより劣る傾向にあります。装備についても、軽量モデルのほうが簡素化されているのが一般的です。
逆に、重量があってボディや車輪のしっかりしたモデルは、乗り心地がよく、いろいろな機能が使えるモデルが多いです。ただし、便利な反面、折りたたんでの持ち運びに不便で収納スペースも大きくなり、価格も高めというデメリットがあります。
一般的に、一番優先して考えるのは生活環境との兼ね合いです。たとえば、エレベーターのない集合住宅に住んでいる、車や電車での移動が多いといった場合は、携帯性に優れた軽くてコンパクトなものを選ぶとよいでしょう。また、使用頻度の高い家の周囲などの路面が荒れている場合は、多少重くなっても振動を吸収するサスペンションなどがついたモデルを選んだほうが満足度が高まるでしょう。
1台でいくか、2台目を買い足すか
次に考えておきたいのは、ベビーカーを使う2歳までの間、A型ベビーカーだけですませるか、7ヶ月以降にB型を買い足すかについてです。A型だけですませる場合は、費用負担が軽くなるのはもちろん、収納場所が1台だけでOKというメリットがあります。B型を買い足す場合は、赤ちゃんの成長に合わせて使い分けられるので、外出時に楽というメリットがあります。
ベビーカーのお出かけでの注意点
暑い日、寒い日のお出かけは注意しましょう
散歩をしはじめるころは、近所をグルッとひと回りする程度にとどめ、無理をしないようにしましょう。それから徐々に赤ちゃんの様子をみながら、散歩の時間をのばしていくようにしましょう。また、暑い時期や寒い時期は、短時間のお出かけにとどめたほうがいいでしょう。
暑い時期にお出かけするときは、熱中症に気をつけ、こまめに水分補給をしてあげるようにしてください。出先で水分が取れるように、お茶やミルクなどを持っていくようにしてくださいね。
多くのベビーカーには日よけになるシェードがついています。シェードを使って、直射日光が赤ちゃんになるべくあたらないようにしてあげましょう。帽子もかぶらせてあげてください。
また、赤ちゃんは汗をよくかくので、汗拭き用のタオルを何枚か持っていくといいでしょう。最近では、ベビーカーのシートに敷いておく汗取り用のシートなども販売されているので、利用してみてもいいかもしれません。着替えもワンセット持っていくと安心です。デリケートな赤ちゃんの肌を守るために、肌のUV対策もしてあげてください。
また、寒い日のお出かけでも、子供への気配りが大切です。
まず意識したいのは、大人とこどもとでは寒いと感じる気温が違います。ママにとって涼しい程度の気温でも、こどもは寒いと感じているかもしれません。
座面の高さが大人の立っている高さとだいぶ違うので、アスファルトの照り返しで熱くなっていたり、ベビーカーの中に風が吹き込んだり、スーパーの生鮮食品売り場で冷気が当たるなど、状況によってかなり寒くなってしまう場合があります。こどものようすをみて、上掛けをかけたり背中にしくなどの対処をするようにしましょう。
まとめ
いろいろと書いたのでまとめてみます。
- ベビーカーの種類には「A型(新生児〜24ヶ月)」「B型(7〜24ヶ月)」の2種類がある
- ベビーカー選びのポイントは大きく2つで、携帯性を優先するか、安定性を優先するか
- 事前に何を優先するかを決めておくとスムーズに選べるでしょう
- ベビーカーでお出かけするときに注意する点を事前にチェックして赤ちゃんに無理がないようにしてあげましょう
いかがでしたか?
ベビーカーの種類と選ぶためのポイントは把握できましたか。
いいベビーカーを選んで、あなたのお子様が快適に過ごせるようにしてくださいね!
おすすめ情報
ベビーカーには、各メーカーごとにいろいろな種類がありますが、基本はご紹介した通りです。
あなたのお子様が快適にすごせるように、いろいろ探して検討してみてください!