こども同士でもトラブルにならないように!順番を守らせるための大人が気づいていない大事なポイント
順番を守ってくれないこどもの行動にハラハラしたことはありませんか?
小さいこどもは「順番を待つ」や「順番を守る」ということがなかなかできません。
みんなが並んでいる列に、悪びれずに割り込んでいく自分のこどもの姿を見たら、思わず「なぜウチの子は・・・」となげいてしまうこともあるでしょう。
公園でやんちゃな子と争いにならないか、ママ友と気まずい雰囲気にならないかと、ヒヤヒヤすることもありますよね(冷汗)
まだ、2〜3歳であれば、基本的な幼児期のわがままや、「自分が一番」という思いも強い時期なので、やむを得ないとも言えます。
しかし、4〜5歳となれば親として「小学校にあがるまでには順番を守るようにしておかないと」と考えるはずです。
このページの内容
こどもは、なぜ順番をまもれないのでしょうか?
なぜこどもは順番を守れないのでしょうか?
実は、こどもにとって「”順番”とは列の一番うしろに並ぶこと」という言葉の意味を理解するのが、非常に難しいのです。
たとえば、すべり台を待つ列に並んでいたとします。
しかしこどもは「一番早く来た人から順々に前から並んでいて、この列は長くなっているんだ」とは絶対に思っていません。
前から順番に並んでいるという順番の概念と、時間が経っていて列が長くなっているという、2つの概念が、まだあまりわかっていないのです。
そのため、こどもにとっては、列の先頭に行っても、列の真ん中に入っても「その列の一員になれた」という思いでしかなく、自分が悪いことをしている意識がないのです。
そんなときに、こどもを頭ごなしに叱っても、こどもはなぜ怒られているのか理解できないのです。
「順番」を守るようにするためには!
「順番」という(こどもにとって)意味不明な言葉を使うようりも、こどもでもわかるように「一番うしろに並ぶんだよ」と、ハッキリとした声で言うようにしてください。
1度だけでは理解できないかもしれませんが、わかりやすい言葉を使って根気よく教えてあげれば、こどもも「順番」の意味を理解できるようになります。
大人が当たり前と思っている概念も、こどもの頃から何回も繰り返した経験の中で身についたものが多くあるので、こどもにわかるように言葉で丁寧に伝えてあげるように心がけるようにするといいでしょう。
まとめ
では、ポイントをまとめます
- こどもにとって「順番」の意味を理解することは難しいことを理解しましょう
- 割り込むこどもには「悪いことをしている」という意識がありません
- 「順番」とは一番うしろに並ぶこと、だと教えてあげましょう