金縛りとは?金縛りの原因とならないようにするための2つのポイント

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金縛りとは?金縛りの原因とならないようにするための2つのポイント

 

こんな人におすすめの記事です

 

金縛りについて知りたい人、金縛りに会いやすい人

「金縛りにこの前なったんだけど呪われてたりするのかなぁ。金縛りに会いやすい体質とかあるのかな。どうしたら金縛りに会わなくてすむのかな。。。あと金縛りに会ったときはどうすればいいのかな?」

 

 

この記事では、そんな疑問に答えます。

 

本記事でこんなことがわかります

 

  • 金縛り(かなしばり)とは何なのか
  • 金縛り(かなしばり)がなぜ起きるか
  • 金縛りになる原因と対処方法

 

 

それでは見ていきましょう。

 

 

金縛り(かなしばり)とは

金縛り(かなしばり)とは、眠っているときに意識がはっきりしているにもかかわらず身体を動かすことができないこと、をいいます。

身体が締め付けられるような感覚から金縛り(かなしばり)と呼ばれています。

この金縛りという言葉は、もともとは仏教用語から来ています。

不動明王がもつ羂索(けんさく)の力によって、敵や賊を身動きできないようにする修法の「金縛法」(きんばく・かなしばりほう)が由来となっています。

 

金縛りを科学的に理解する

睡眠のメカニズムから金縛りを理解するために、簡単に睡眠の基礎知識をご紹介します。

 

レム睡眠とノンレム睡眠

ひとの眠りには、レム睡眠という身体を休める眠りとノンレム睡眠という脳を休める眠りの2種類があります。

  • レム睡眠
    からだを休めるため骨格筋がゆるまって休息し、動かない状態になります。
    その時、脳は活発に活動して覚醒しています。
  • ノンレム睡眠
    脳を休めるため、知覚、随意運動、思考、推理、記憶などをつかさどる大脳皮質は休んでいます。
    その時、身体を活発に活動させる時に働く交感神経なども休んでいます。

 

ひとの眠りの流れ

ひとは通常眠りにつくと、最初に浅いノンレム睡眠(脳を休める眠り)になります。

そして時間とともにだんだん眠りが深くなっていき、深いノンレム睡眠がしばらく続きます。これが45ー60分以内に起こります。

その後、浅いノンレム睡眠状態に戻り、それからレム睡眠(身体を休める眠り)へ移行します。

このノンレム睡眠とレム睡眠が90ー110分のセットで繰り返されます。

つまり一晩の6ー8時間の睡眠では4ー5セット繰り返されることになります。

 

このレム睡眠、ノンレム睡眠とひとの眠りの流れ(メカニズム)について詳しく知りたい人は、こちらをチェックしてみてください。

> レム睡眠、ノンレム睡眠睡眠のメカニズム

 

 

では、これらの知識を使って、金縛りがどのようなものかをみてみましょう。

 

金縛りを科学する(睡眠のメカニズムからみた金縛り)

先ほど、身体を休める眠りを「レム睡眠」と説明しましたが、レム睡眠中は、脳は覚醒(起きている)に近い状態ですが、筋肉の緊張が抑制されているため、筋肉は動きません。

このときに何かがきっかけで脳が完全に覚醒状態になると「脳は起きているのに身体は動かない状態」になります。

 

金縛りにあった人からよく聞くのが「上に人が乗ってきた(ように感じた)」という話です。

この誰かが乗ってきたような「圧迫感」の正体は、いったい何なのでしょうか?

 

レム睡眠中は自律神経のコントロールが難しく、呼吸や心拍数が非常に変動しやすい状態でもあります。

これが身体の変化となり「息苦しさ」や「圧迫感」として感じると考えられています。

 

金縛りになる原因は?

睡眠に入るとき(入眠時)は、睡眠サイクル的には普通、ノンレム睡眠(脳も体も休んでいる状態)になります。

でも金縛りになるときは、何かが原因となり入眠時にレム睡眠(脳が働いて体が休んでいる状態)となるのです。

これにより「脳は起きているけど身体が抑制されて動かない状態」という金縛り(かなしばり)の状態が発生するのです。

 

入眠時にレム睡眠になる原因としては、次の2つが多いとされています。

  • 精神的ストレスや肉体的ストレスがあるとき
  • 不規則な生活をしてリズムが崩れ、自律神経が乱れているとき

 

これら2つを解消すれば金縛りの状態はかなり発生しにくくなります。

つまり、金縛りにならないようにするには、不規則な生活をやめ、ストレスがたまらないようにすることが大切なのです。

 

金縛りになったときはどうすればいいの?

金縛りになったときはどうすればいいのでしょうか?

もし金縛りにあったときには、無理に起きようとせず、そのまま眠るようにしましょう。

 

一度起きてしまうと、脳が働き出して怖かった体験を分析し、すごく怖い経験をした印象が残り眠れなくなってしまいます。

 

金縛りにあったときには「少しストレスがたまっているかもしれないなぁ」という軽いレベルでとらえるようにし、あまり深く考えずそのまま眠ってしまうのがよい対処法といえます。

 

まとめ

では金縛りについてまとめます。

  • 金縛りは、眠りにつくときに普通とは違うレム睡眠(体を休める眠り)になってしまい、しかも脳が覚醒してしまうことで、頭は起きているのに体の筋肉が抑制されて動かない、状態になること
  • 金縛りにならないようにするには、原因となるストレスや不規則な生活をしないようにする

 

関連情報

質の良い睡眠には、いろいろな要素が影響しています。

参考にこちらもどうぞ!

 

質の良い睡眠は、私たちを健康にし、パフォーマンスをアップし人生を楽しくしてくれます

> 眠れない原因を解消!快適な睡眠を手に入れるための完全マップ

 

ここでの知識をぜひあなたの睡眠に役立ててください。

 

いろんな知識は、あなたの生活を豊かにする助けになります。

この内容をどこかで思い出して、友人やご家族にもぜひ教えてあげてくださいね。