お酒を飲むとよく眠れる?アルコールは脳全体に麻酔をかけている状態 – お酒と睡眠の関係
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アルコールは脳全体に麻酔をかけている – お酒と睡眠の関係
こんな人におすすめの記事です
ぐっすり眠れてスッキリ起きたい方
お酒を飲むとぐっすり眠れるとよく聞きますが実際どうなんでしょうか?
「お酒飲んでぐっすり眠れてるはずなのに、スッキリ起きれない。。。どうして?」
この記事では、そんな疑問に答えます。
快適な睡眠に、必要な知識をご紹介します。ここでは、お酒(アルコール)と睡眠の関係についてまとめました。
ぜひ、あなたもチェックしてみてください。
そして快適な睡眠で、すがすがしい目覚めを手にいれてください。
お酒は寝る3時間前に控えめ程度が一番
お酒(アルコール)を飲むと眠気を感じると思います。
寝るためにお酒を飲んでいる人もいるのではないでしょうか?
体重60キロくらいの日本人男性であれば日本酒一合に含まれているアルコールを平均3時間で分解する能力があります。
日本酒一合は、量にすると
- ビールなら中瓶から大瓶1本程度
- ビールジョッキ1−2杯
- ワインであればグラス約2杯程度
- お銚子一本程度
この量であれば夕食の時に晩酌として適量を飲むのはリラックス効果もありますし、寝つきに良い影響を与えます。
でも、これはあくまで食事の時にかるく飲む、晩酌の話です。
寝る前に飲む寝酒は医学的に良くない
医学的な観点では、寝る前に飲む寝酒は良くありません。
アルコールを飲んで眠くなるのは、脳内の睡眠機能が働いて眠くなるのではなく、脳全体に麻酔がかかっている状態なのです。
歯を抜いた後、麻酔が切れると口の中が痛くなるように、アルコールが抜ければ睡眠が浅くなり質の悪い眠りが続くことになるのです。
しかも人間は毎日飲み続けるうちに体が慣れて酔わなくなってしまいます。
酔っている時間が短くなる=睡眠状態も短くなる、ため酔いを長くするためにどんどんお酒の量が増えていってしまいます。
寝るために飲む寝酒は、続けるうちにお酒の量が増えてしまいことが多いのです。
これを習慣化してしまうとアルコール依存症になる危険性も高まるのでおすすめできません。
睡眠薬代わりの寝酒は、睡眠の質を悪くするといわれていて眠りが浅くなるだけでなく、睡眠が断続的になるなど睡眠の質を悪くしてしまうものなのです。
アルコールは、トイレに行く回数を増やす
また別のポイントでもアルコールは睡眠をじゃましてしまいます。
通常、夜寝ている時には尿を作らないようにする抗利尿ホルモンというホルモンが働きます。
そのため日中の1/4くらいしか尿が作られなくなるので就寝中にトイレに起きることはあまりありません。
ところがアルコールはその働きをブロックしてしまいます。居酒屋などで、ビールを飲むと頻繁にトイレに行きたくなりますが、これは大量に水分を取っているだけでなく、アルコールによって抗利尿ホルモンの働きがなくなるためです。
お酒を飲むとアルコールが切れた後に眠りが浅くなる上に、尿意で目が覚めるわけなのです。
日中2〜3時間に1回程度トイレ行く人であれば就寝中の8〜12時間は目覚めないのですが、お酒を飲むと日中と同じように2〜3時間おきに1回はトイレのために目が覚めてしまう計算になります。
アルコールは、イビキもかきやすくしてしまう
お酒を飲むとイビキをかきやすくなります。
アルコールが舌の筋肉を麻痺させてしまうため舌が喉に落ち込みやすくなるからです。
さらに粘膜が腫れて鼻の穴を塞いでしまうこともあり鼻から喉への空気の通り道が狭くなってしまいます。
イビキをかいているときは酸素が十分に取り込めない状態なので、熟睡できずよく朝起きても疲れが取れていません。
これも良い睡眠が取れない原因となります。
アセトアルデヒドが二日酔いの原因に。上手にお酒と付き合いましょう
体内でアルコールが十分に分解されないと、毒性のあるアセトアルデヒドが残り二日酔いのもととなります。
体にアセトアルデヒドが溜まってくると辛くて寝ていられなくなります。
重要なことなのでもう一度繰り返しますが、アルコールを飲んで寝るというのは脳の睡眠機能が働いて寝るのではなく脳全体に麻酔がかかってしまっている状態です。
自然な眠りとは言えません。
このことをきちんと理解してアルコールと上手に付き合っていきましょう。
まとめ
では今回の話を簡単にまとめてみます!
- お酒(アルコール)を飲んで寝るというのは脳の睡眠機能が働いて寝るのではなく脳全体に麻酔がかかってしまっている状態
- 人間のお酒の分解能力からお酒は寝る3時間前にお銚子一本、ビールなら中瓶から大瓶1本、ワインであればグラス約2杯程度が適量
- 寝る前に飲む寝酒は、科学的な観点ではよくない
- 習慣化した寝酒は飲むお酒の量を増やしてしまう
- アルコールは、トイレに行く回数も増やし、睡眠をじゃまする
- アルコールが舌の筋肉を麻痺させてしまうため舌が喉に落ち込みやすくなりイビキをかきやすくなる
- 体内でアルコールが十分に分解されないと、アセトアルデヒドが溜まりツラくて寝ていられなくなる
- 快適な睡眠をとるために、きちんと理解してお酒(アルコール)と付き合いましょう
お酒と睡眠の関係について、いかがでしたか?
知っているようで、知らなかったこともあったのではないでしょうか。
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