勉強は暗記だけでは不十分!効率的な勉強のために知るべき2つの学習の型(タイプ)
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勉強は暗記だけでは不十分!効率的な勉強のために知るべき2つの学習の型(タイプ)
こんな人におすすめの記事です
効率的な勉強法を知りたい人、短い時間で知識を身につけたい人
「勉強するときに効率的な勉強法があればいいのに。そもそも勉強法っていくつかパターンというかタイプってあるのかな? あるならその学習タイプを知りたいな。。。あと効率的な勉強法もあるなら知りたいな」
この記事では、そんな疑問に答えます。
本記事ではこんなことがわかります
- 効率的な勉強の大切さ
- 効率的な勉強をするうえで理解が必要な2つの学習の型(タイプ)がわかる
- 2つの学習の型(タイプ)ごとの効率的な勉強法
では、効率的な勉強と2つの学習の型(タイプ)についてみていきましょう。
効率的な勉強は大切
効率的に勉強することは、すごく大切です。
もし効率的に勉強すれば同じ時間勉強したとしても、より多くのことを学習でき身につけることができるからです。
例えば、小学生から中学、高校、大学と長い期間を使って勉強します。
もし効率よく勉強して1割勉強時間を短くできたとすると毎日1時間1年間勉強すると、1ヶ月以上の時間が余ります。
60分 -> 6分短縮 x 365日 = 2190分(36.5時間)短縮できる
1日1時間勉強と考えると1ヶ月以上の日数分他の勉強もしくは自分の好きなことに使えるのです。
これだけの時間の差ができる(その時間が別のことに使える)というだけでも効率的に勉強する、ということがどれだけ大切かわかりますよね。
学習には2つの型(タイプ)がある
学習には2つの型(タイプ)があります。それは「暗記型の学習」と「習得型の学習」です。
きっと、あなたも感覚的にこの2種類の学習の型(タイプ)があることを経験的に知っているでしょう。
暗記型の学習
暗記型の学習は、そのことばの通り「覚える」だけです。脳に記憶させるということです。
小学生の学習範囲でいうと、おもに社会、理科 (生物、地学など)、国語の漢字、慣用句などです。
暗記型の学習のテストでは、覚えていれば問題に回答できるようなものです。
また暗記型の学習では別の単元との関連性が、基本的にありません。
だから一部がわからないからといって、それ以降の問題が全滅だった、なんてことはありません。
習得型の学習
暗記型に対して、習得型の学習は問題を理解したうえで道筋を立てて、解くために必要な公式などを使って回答する必要があります。
小学生の学習範囲でいうと、算数や理科(物理)などがこれにあたります。
暗記型の問題は、簡単にいえば「覚えたことを答る」だけです。
それに対して習得型の問題は暗記するだけでは答えは出せません。問題を解くためには次のようなステップが必要です。
- 問題を読んで内容を把握する
- 何を答えとして求められているか理解する
- 答えを出すために道筋を立てる (法則などをどう使えばいいか)
- 道筋にそって順番に解いていき、答えを求める
あらためて意識しないと習得型も暗記型と同じように覚えれば解けるように考えてしまいがちですが、分析してみると、このようなステップを踏んでいるのです。
問題解決型は、どれだけ多くの問題をやっていたとしてもまったく同じ問題が試験や受験などで出ることはほとんどありません。
だから習得型は、原理原則、法則、そして考え方をよく理解する必要があるのです。
難易度の高い受験などでは、いくつもの要素を組み合わせた複雑度の高い問題で応用力がためされます。そのため、しっかり理解できていないと結果に顕著にあらわれてしまうのです。
また、習得型は知識を積み上げながら学習するものです。
そのため、ある単元が理解できていないと、その知識をもとに理解しなければいけない、そのあとの単元もわからなくなってしまいます。
いいかえると、 一度つまずいてそれをほったらかしにしておくとキズ口がどんどん拡がってしま うのです。
簡単な例をあげてみますと、少数がどんなものかがわかっていないと少数を分数に変換することは困難です。
すると少数と分数が混ざった四則演算の問題は解けなくなる、といった具合です。
暗記型、習得型、それぞれで効率的な勉強法がある
学習の2つの型(タイプ)には、それぞれの効率的な勉強法があります。
先ほど説明したように、暗記型と習得型では、問題の解き方が違います。
そのため、効率的な勉強法も違ってきます。
では、見てみましょう。
暗記型の効率的な勉強法とは
暗記型の効率的な勉強法は「見て覚えて、ドンドン問題を解く」です。
漢字でも英単語でも、まず見て覚えましょう。
覚えたと思ったら隠して問題を解いていきます。これを短めの時間でドンドン繰り返すのです。
以前は、漢字や単語を5ー10回書き出して覚える方法がありましたが、この方法は時間をかけ過ぎてしまいます。
またこの方法の良くないところは、書いたことで満足してしまい、いざ問題を解こうとしたら思い出せない、ということがよくあるからです。
しかも見るだけで覚えられるものは書く時間自体が無駄になるので、何度も書く方法はおすすめしません。
暗記ものの代表としては、漢字や英単語があります。
例として英単語を考えてみましょう。
英単語の問題集だと、単語とその意味がならんでいます。
まず最初にキッチンタイマーなどを使って1ー2分、時間をはかりながら10問くらいずつ覚えます。
時間が来たら英単語を隠して、意味を見ながら覚えた時間と同じ時間を使って問題を解きます。
時間が来たら、すぐ答えあわせをします。このとき間違えがあったら間違えた単語のところに◯印をつけましょう。
「覚える -> 解く -> 答えあわせ」のサイクルを全問正解するまでリズムよく繰り返すのです。
やることは、ただ、これだけ。すごくシンプルですよね。
大抵の場合、2ー3回繰り返せば、だいたい覚えることができます。
しかも、この方法の良いところは◯印が多くついているものが、あなたが「覚えるのが苦手なもの」なのです。つまり、あなたに最適な問題集になるのです。
あとで復習するとき、この◯印がついているもの、しかも数が多いものから重点的に見直せばかなり効率よく復習もできてしまうのです。
この方法は、何度も書いて覚えるよりもはるかに効率的に進められます。
世の中にはいろいろな暗記法がありますが、ぜひ、この方法を試してみてください。
習得型の効率的な勉強法とは
習得型の勉強では、自分のレベルを把握して、その難易度レベルから4つのステップにしたがって勉強をしましょう。
ただ、覚えるだけの暗記型とはちがい、習得型は法則や公式などを理解し道すじを立てて解く必要があります。
これができるようになるには理論を理解して実際に問題を解き、着実に身につけていくことが大切です。
一見、手間がかかるようですが、一歩ずつ確実に進めていくことが近道なのです。
では、難易度レベルについてみてみましょう。
難易度レベルは次の4つを基準として考えるといいでしょう。
自分がどのレベルにいるかは、以下を目安としてください。
入門レベル: 勉強する対象について何も知らない人が取り組むレベル
基礎レベル: どんなものかがわかり基礎知識が理解するためのレベル
応用レベル: 基礎の知識を利用し、組み合わせなどを使える難易度が高めのレベル
発展レベル: かなり自信がついてから着手する難関レベル
通常の学習では応用レベルまでやれば充分でしょう。発展レベルは入試でいう難関校レベルと考えてください。
また単元や教科によっては、学習内容が少なく入門レベルと基礎レベルをひとつに考えてしまえる場合もあります。
この難易度レベルは、決まったものではなく、あくまでも自分がどれくらいのレベルかを認識するための目安です。
では次に習得型の勉強を進めるための4つのステップを紹介します。
各レベルで4つのステップにしたがい勉強しましょう。
ステップ1. 法則、公式などを覚える
ステップ2. 例題をみながら法則、公式をどう使うかを理解する
ステップ3. 例題と同レベルの簡単な問題を解く
ステップ4. 少し難しい問題をいくつか解いてみる
ステップ1. の法則、公式などを覚えるときは、暗記型の方法が利用できる場合もあります。
法則や公式をいくら覚えても、問題が解けなければ意味がありません。
実際に問題を解くことで、自分がどこが理解できているか、いないかを確認しながら進めることがポイントです。
この難易度レベルと4つのステップを参考にして、あなたがしっくりくる勉強の進め方を見つけてみてください。
勉強するときは暗記型か習得型かを意識して取り組む
何か勉強をするときは、暗記型の勉強法か、習得型の勉強法か、どちらでやったほうがいいかを考えて進めてください。
そうすれば、ただやみくもに勉強するよりも学習の全体量が把握でき、実際に問題を解くための実力が効率的に身につけることができますよ。
まとめ
では、この記事をまとめます。
学習には、暗記型の学習と習得型の学習の2つの型がある。
- 暗記型は、覚えるだけでOK
- 習得型は、問題を理解したうえで道筋を立てて解くために必要な公式などを使って回答できることが必要
- 暗記型の効率的な勉強法はリズムよく「見て覚えて、ドンドン問題を解く」
- 習得型は、自分の難易度レベルを把握してそこから4つのステップに従って勉強
- 難易度レベルは、入門レベル、基礎レベル、応用レベル、発展レベルの4段階
いかがでしたか?
世の中にいろいろな勉強法がありますが、今回ご紹介したのはほんの一部にしかすぎません。
いろいろと試してみて自分に合う方法を探してみてくださいね。
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いろんな知識は、あなたの生活を豊かにする助けになります。
この内容をどこかで思い出して、友人やご家族にもぜひ教えてあげてくださいね。